出生前検査をお考えの方へ
出生前検査をお考えの方へ
出生前検査にはいくつかの方法があり、それぞれ、「結果がどのくらいはっきりわかるか」、身体への負担はあるか、費用の負担の程度、などが異なります。
検査を受けられる方の状況(ご年齢、心配の度合い、ご家族)によって、どの検査がふさわしいのかは変わってきます。
障がいをもつ病気すべてを判断するわけではありません。また、受けたほうがいい検査として当院がお勧めするわけではありません。
心配の度合いに応じて、どの検査で納得できるかをご夫婦で考え、判断していただくための検査です。
下記に記載の検査のほかに、コンバインド検査(超音波+採血)、絨毛検査、といったものがあります。
当院で可能な検査は、クアトロ検査・羊水検査となります。
それぞれの検査は結果が出るのに約2週間程度かかります。早めに準備をしていきましょう。
検査の詳細な内容を知りたい場合にはスタッフへお声がけください。
クアトロ検査
母体血清マーカー検査のクアトロ検査は、妊婦さんの採血をして血液中に含まれる特定の4つの成分を調べます。
胎児に21トリソミーや18トリソミー、開放性神経管奇形である確率を算出するスクリーニング検査です。
検査時期
妊娠15週~
検査の方法
採血
費用
NIPT(非侵襲的出生前検査)
母体の血液中に含まれる胎児のDNA断片を解析することによって、胎児の染色体異常のリスクを評価するスクリーニング検査です。
NIPTは、高い精度と安全性から、特にダウン症候群(21トリソミー)、エドワーズ症候群(18トリソミー)、パトウ症候群(13トリソミー)などの主要な染色体異常の検出に広く用いられています。
検査時期
妊娠10週目~
検査の方法
採血
コンバインド検査
超音波検査と母体血清マーカー検査の2つを組み合わせた検査です。妊婦さんが胎児に染色体の異常があるかどうかを知りたいときに行います。
検査時期
妊娠11週〜13週
検査の方法
超音波検査+母体血清マーカー検査
羊水検査
妊娠15週以降に行う「確定的検査」です。
羊水中には赤ちゃんのからだからはがれ落ちた細胞が浮遊していますので、それを培養して染色体を調べる検査です。
検査時期
妊娠16週~
検査の方法
羊水検査