地鎮祭が滞りなく行われました。(写真1)
まずは祭場に入る為にお清め。(写真2)
祭場の中には木の台を並べ、その中央に神籬(ひもろぎ)を立てて祭壇となし、酒・水・米・塩・野菜・魚等の供え物が供えてありました。日本の神は山や海と色々いるので、供え物が多いのであります。(写真3)
流派によって(?)色々な流れがあるようですが、式次第に書かれている漢字の読めないこと。。。(写真4)
自分が参加出来たということもありますが、特に印象的だったのは地鎮(じちん)でした。
盛られた土に草が刺さっています。(写真3:神棚の右下)
刈初(かりそめ)
設計者は鎌を持ち、"エイ!エイ!エイ!"の掛け声の下、刺さっている草を刈ります。新たな物を作る為に、今まであった物をきれいに刈るのです。
穿初(うがちぞめ)
施工者は鍬を持ち、"エイ!エイ!エイ!"と山を崩します。
平らにし、新たな創造物を待ちます。(写真5)
鍬入(くわいれ)
建主は鍬で、"エイ!エイ!エイ!"と土地を均します。
新たな物を立ち上げる為です。
この掛け声、
"エイ!エイ!オ-!"ではく"エイ!エイ!エイ!"で、3回なのです。気合いを込めねばなりません。
厳正で粛々と行われる儀式を見ながら、我々の祖先が多くの神に祈りを捧げていた様を想像しました。
"これから始まる作業が滞りなく行われるように"と。